アンテナ工事
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方向を検出するアンテナ

磁界型ループ・アンテナの主な用途は、遠く離れた場所から届く電磁波の方向の検出(方向探知)です。

遠方からの電波がループ・アンテナに届いた時は、電波による磁束(磁力線の束)がループに直交した状態です。この磁界(磁束)の方向と大きさは電波と同じ周波数で変わり、ループを通過する際には誘導起電力が発生します。この起電力は、ループに交わる磁束の単位時間中の変化で比例していきます。そして、電波の電界(または磁界)とアンテナの起電力は、90度の差(位相差)が起こります。

アンテナの向きを変えるとループに交わる磁束が減っていき、電波が飛んでくる方角に対してループ面と成す角度が一定になると、起電力がゼロになります。この起電力がゼロになる方向(0が九O度と二七O)を「消音点」呼びますが、ゼロの方向は二つあるためどちらから電波が来ているのかを特定する必要があります。

消音点を一つにする方法には、垂直アンテナと組み合わせるというものがあります。ダイポール・アンテナを直立に設けた垂直アンテナの出力と、ループ・アンテナの出力を組み合わせるということです。

これにより、垂直アンテナの起電力と電波の位相が同一になるものの、ループの出力と90 O度の位相差ができます。この仕組みを知っておくと、アンテナ工事に応用できる可能性があります。